土曜日, 7月 31, 2010

MacPeople 2010年9月号



レビュープラスさん から、初めて送っていただいた雑誌である。

目次を少し抜き出してみよう。

巻頭特集 電子書籍元年!!
注目・期待される市場の拡大
果たして紙は電子化に向かうのか?

特集1 定番から新ワザまでのOS X のTips乱れ打ち!!
スノレパ便利テク 怒涛の200本

特集2 iPhone/iPadユーザー必見!
賢く選ぼうモバイル無線LANルーター

特集3 夢の球宴に選ばれし9つのサービス
オンラインストレージ オールスター2010

MacPeopleは、どちらかといえばライトなMacユーザー向けの月刊誌である。

私は、ここ十数年、仕事にもプライベートにもMacを使ってきた。
でも、実はもう十年以上もMac関係の雑誌もムックも買ってない。
なぜかというと、ネット上でほとんどの情報が手に入るし、それで十分だからだ。
それに、情報鮮度では、雑誌はネットにはかなわないからだ。

例えば、今回も次号予告の目次に「巻頭特集 MacProとiMacが登場…。との噂 アップル新製品こってりリポート」とはいっている。しかし、MacProもiMacも、もう出ちゃってて、スペックも明らかだ。

しかし、この雑誌を実際に読んでみて、時間の無駄だと感じたかというとそうでもない。
意外に面白かったし、新鮮だったのだ。

全体としては、初心者、購入検討者向けのレビューや使いこなしTips記事が多い。
付録小冊子やDVDでのmovieなど、iPhone4についてもきっちりまとめられている。

ハムこ(妻)が、iPhone4に向けて気持ちを高めるのに役立つかも?という感じ。
実際、彼女も自分でMacを購入していた頃は、MacPeople買っていたのだそうだ。

で、自分にとって、どこが一番面白かったかというと…
「私のツレと こだわりマック」という漫画だったんだよね。
あとは、「自腹でどんReturns」という編集者が自分の買ったものをレビューするコーナー。

なんか、他の人がどう使っているのか?とか、読んでいると「あるある」とか「へぇ」ってのが見つかるので、おもしろいみたい。


最後に、どうでもいいことなんだけど…
MacPeopleさん「スノレパ」って略すの、なんか恥ずかしいからヤメテ欲しい。
最初見たとき「???」が頭の中を飛んだ。本当にこれ一般的な略称?

火曜日, 7月 27, 2010

「いしたにまさきのEvernote活用塾」#OpenCU02



ロフトワークさんが、OpenCUという一種のSNS?をつくっている。
最近登録したのだが、そこで、「いしたにまさきのEvernote活用塾」というのをやっていたので、いってみた。
少し前の話になるけどね。

http://www.opencu.com/events/lass02-evernotehuo-yong-shu

いしたにまさきさんは、改めて紹介するまでもないと思うが、
「みたいもん」というブログやってらっしゃるアルファブロガーの一人。

http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/

もちろん、Twitter上にもいらっしゃいます。

http://twitter.com/masakiishitani/

そういえば、「ツイッター 140文字が世界を変える」の共著者でもあるんだよな。
Twitter解説の名著。今でも、Twitterについて知りたいという人に、どの本をおすすめするか?と言われて3本指に入れると思う。

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
コグレ マサト いしたに まさき
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 34580
おすすめ度の平均: 4.0
3 ひとに頼るな
4 事例をたくさん用いてツイッターの魅力を紹介
3 著者の優しさがにじみ出ている。
4 twitter のガイドとして有用性は高い
4 ツイッターの事がもっとよくわかる

会場は、私の勤めている会社から徒歩10分もかからない場所。
40人程度の席が用意されていました。
時間の10分前程度に会場に入ったが、どっかでみた顔もいらっしゃるw
Wi-Fiも用意されていたのだが、ちょっとつながりが悪い。
iPad起動しなおしたら繋がったけど、iPhoneユーザーも多かったし帯域不足だったかな?
iPadは持参したものの、下敷きにして普通にノートでメモを取りました。

Evernoteの解説本、俗に黒本からレシピの紹介というところで、セミナーは進んだ。
以下、ナンバーは、黒本のレシピ番号に対応。

3 オンライン会議のログを取る
     skypeのグループチャットがいけてるらしい

6 ドキュメントスキャナーで効率よく美しい名刺管理
     イベントごととかで分けて整理している人のこと
     おいらは、複合機でスキャンしたのを切り出して登録してるなぁ
     iPhoneでやるより速い

11 大量の書類をスキャンする前に大まかに選別する
     ゴミを入れすぎると使えなくなるので注意ということ
     前処理として、スキャンする前にしばらく紙は机に置いておく

14 ミスを記録して、同じミスを繰り返さないようにする

15 貯まったメモを整理してアイデアを育てる
     今週のメモを見る、といった感じで、ノートのマージとかして整理

19 Google Analytics のレポートをEmailノートで蓄積し、分析する
     PDF添付メールとか、投げ込んでおくと便利
     添付ってなかなか見ないんだけど、Evernoteだと表示されてるからね
     これは、すぐにでもやってみよう

24 事務処理を上手にすませるためのマニュアルを作る

26 破綻しにくい、1週間分に限定したToDo管理ノートを作る
     todoリストは、今週のtodoとかにして、次の週は捨てる
     おいらの場合、基本RememberTheMilk使っているけど、
     用事が詰まっているときの、一日だけのTodoはつくったりするかなぁ

52 いざというときに必要になる家電の資料をまとめておく
     PDFだと、マニュアルを入れておくとか
     DropBoxとの違いは、中身を検索したいかどうか

56 迷子にならないように「帰りかた」の情報を記録する

66 Twitterの1日分のツイートをまとめてEvernoteに保存する

他、iPadのEvernoteの良いところ
iPad版Evernoteは、一つのノートに複数録音とかできる。
インタビューとか、聞き書きに非常に便利。これは、PCでもできないらしい。

タグは、150個ぐらいらしい。おいらは、いくつかなぁ。

質問したが、ノートを見返す機会は、積極的につくっていくみたいな感じらしい。
有料のメリットは、PDF検索できることが一番、後PPTとか突っ込んでおけること。

おわりにジャンケン大会があって、ハンコ入のEvernote解説本争奪戦。

できるポケット+ Evernote
コグレマサト いしたに まさき できるシリーズ編集部
インプレスジャパン
売り上げランキング: 1130
おすすめ度の平均: 4.0
4 Evernoteの基本書的な一冊。これから使う人にはオススメ
4 わかりやすい!読みやすい!
4 分かりやすいマニュアルです
4 まあまあかな
5 EVERNOTEの評価

できるポケット+ Evernote 活用編
コグレマサト いしたにまさき 堀正岳 できるシリーズ編集部
インプレスジャパン
売り上げランキング: 223
おすすめ度の平均: 4.5
5 アイデアが満載。特に第4章がいい
5 前著は紹介編だったが、本書は一歩進んだライフハック。
3 EVERNOTEを使い始めるためのハードルを下げてくれる
4 実践的なtips
5 実践的な内容とノウハウもあり

こういうのには、勝った試しがないのだが、めずらしく勝ってしまいましたw


黒本の方は、PDFで購入済みなので、白本の方をいただきました。

さて、今回おはなしを聞いた限りでは、思った以上にEvernoteの使い方やEvernoteについての考え方がいしたにさんに近くて、ほっとしている。
まだ、ノートは千あまりといったところだが、既にEvernoteは「生活」の一部だ。
いつでも、どこでも開いておくメモ帳。
ほっておくと、時空の隙間にこぼれていく思考やアイデアを掬い上げて、とりあえず放り込んでおく、ガラクタいれなのだ。
ライフログに近いかもしれないが、ライフログよりは選別して入れるイメージ。
魅力としては、ゆるい、つまり自由度が高いということ。
逆に、初心者や使い方をイメージできない人にとって、コレこそが最大のハードルかもしれない。

togettterにもまとめてみたんだが、
http://togetter.com/li/37146
ホンの少しの差で、ご本人もまとめてらっしゃったようだ。
http://togetter.com/li/37147
連番なのが、笑える。^^;

最後に、こんな素敵なイベントを企画、無料で提供してくださった、ロフトワークスさんといしたにさんに感謝。
OpenCUのビジネスモデルがよくわからないので、ちょっと心配になります。

金曜日, 7月 23, 2010

「日立 uVALUEコンベンション2010」に行ってきました その1

※予め、お断りしておきます。このエントリでは、セッションの内容には「全く」触れていません。

さて、今回は「日立 uVALUEコンベンション2010」に行ってきました。
既に記憶が朧気なのだけど、パネルディスカッションにMITの石井教授がパネリストということで、申し込んだんですね。
他に、荒俣氏と瀬名氏の参加する鼎談とか、興味深い講演も見つけて、一緒に申し込みしました。
で、その直後くらいに、AXISでのイベント「前陣速攻呟き卓球百連射」のことを知ったんです。
ま、われながら、石井教授の追っかけみたいなことして、どうよ?と思いながらも、毒を食らわば皿まで的気分で、そちらにも申し込んじゃいました。
その顛末は、こちらに書いてます。
http://blog.alglab.com/2010/07/axisjiku.html

というわけで、お休みとって久しぶりの東京国際フォーラムにいってきたわけです。

いつもの出勤時間より少し遅いくらいに家を出て、有楽町のビックカメラを散策して。
結局、iPhone4のケースもめぼしいものがみつからず、エネループ単四補充するぐらいで、以前お客さんところ行く時に時々立ち寄っていた喫茶店で昼食を食べて、ゆるりと展示場に参りました。

■展示場

日立グループ 100周年記念行事ということで、国際フォーラムの展示場からホールまで、ほとんど全部使っての大イベントだったみたいです。

入場には、事前に郵送されてきたカードを首からぶら下げています。RSIDタグかな?入っているようでした。
後で、紙をはがしてみたもの ^^;

展示は、それなりに面白かったんですけどね。
レッドタクトンとか、ポスター型指向性スピーカみたいな、「こんなことできるんだ!?しらなかった!!」って、いうのをちょっと期待してたりしたわけですが、流石にそういうのは、そうはないみたい。

ただ、日立さんって、ホント色々やってるよねと感心する感じでした。
落ちてくるボールに印字する業務用プリンタのデモは、なかなかでした。
缶ビールとかの賞味期限とか印字しているもので、日立のシェア100%だっておっしゃってました。
個人的に、ちょっと気になったのは、
・光トポグラフィといった、ウェアラブル脳血流計測装置
・指静脈の認証システム
・後、3軸の加速度センサみたいのを365日つけっぱなしにして記録したというやつ
このあたりは、後の講演、パネルディスカッションの内容にも繋がってくるかもしれません。

ロボットのデモも見たかったけど、講演の時間が気になったのでホールへ移動。
まぁ、これだけ豪華なメンバーのセッションを無料で見られるというのもなかなかない話です。
日立さん太っ腹。

■ホールで講演開始待

私の聴きにいったのは、以下の三本。

〔TF02-02〕100年後の夢を語る、未来をつくる 【鼎談】
https://reg.hitachi-uvcon.com/public/session/view/177
〔TF02-03〕クリエイティブクラスの世紀、そしてその後【講演】
https://reg.hitachi-uvcon.com/public/session/view/201
〔TF02-04〕100年後の「夢」を実現する技術、今後100年の展望【パネルディスカッション】
https://reg.hitachi-uvcon.com/public/session/view/228

30分以上余裕を持っていったし、2コマ目というのに、ずいぶん並んでました。
しかし、なんか妙に年齢層が高いような?
自分、40歳です。気ばかり若いですが、セミナーや講演、イベントに行くと、ほとんど最長老?ってことも珍しくない。
ところが今日は違った。少なくとも50代、60代以上と思われる人がやたらと多い。
スーツ着ていると少々老けて見えるというのはおいておくとして、スタッフ以外で自分より若いのが極端に少ない気がする。
うーん、メーカーのイベントだからなんでしょうか?
いくら平日とはいえ、学生とかも、もっといてもいいと思うのですが。

■BlueTooth Keyboard 「RBK-2100BTJ



ところで、今回の講演には、私、新兵器を持参しています。
以前から注文していて、品薄のためなかなか入荷しなかったREUDOのコンパクト BlueToothキーボードが、調度良い具合に、昨日届いたんです。
また、試しそこねていた、iPad用の録音/メモ アプリも使ってみたかったんですよね。
録音の許可もらってないなと思いましたが、まぁ、公開しなければ私的利用の範囲ということで許してもらえるといいな。^^;




REUDOのキーボードは、「RBK-2100BTJ」です。
http://www.reudo.co.jp/rboardk/rbk-2000bt2.html
いつも、JISキーボード使っているので、JIS配列のたのんじゃったんですよね。
でも、現時点では、iOSのハードウェアキーボード配列設定に「日本語(JIS)」がないんで、「US」を選択するしかなく、そうすると記号の位置が、キーボードに印字されている位置と違ってきます。
ちゃんと説明読んで、RBK-2000BTII にしておけばよかった。w
http://www.reudo.co.jp/rboardk/rbk2000bt2/ios.html
まぁ、このあたりを頼む人は元々US配列を使っている人が多い気もします。

このキーボード、折りたためて非常にコンパクトで良いのですが、やはり膝上に直接おいて打つのは無理があります。
強く打鍵すると、折れそう。w
今日は、iPadの純正カバーを開いて、台替わりにして打ってました。
キーボードのせいではありませんが、普通にPCで打つ時との差で気になるのは、まず、変換候補選びです。
iPadやiPhoneで、仮想キーボードで打つ時と同じように候補が出るのですが、これが打ちづらい。
まず、候補が横に並ぶというのに慣れていない。視点移動が大きくなってしまう。
後、余計な補完をし過ぎます。(例えば、「あ」と打っただけで、「明日から」とかが候補に出る。)仮想キーボードならありがたいですが、ハードウェアのキーボードが付いているときは、むしろ邪魔。
文節の切り方も特有のものがあって、なかなか慣れません。よりPCの入力環境に近い分、かえってPCとの差異が際立ってしまって、ほんの少し違う部分にストレスを感じてしまうというわけです。
後、やはり膝上は不安定です。膝上でキーボードを打つ場合、MacBookAirの方が多少幅をとりますが、快適です。
というわけで、iPad+REUDOのキーボード、メモを取るという目的だけならMacBookAir持って行くべき、という少し残念な結論になってしまったわけです。

■iPad用の録音/メモ「SoundPaper



しかし、もうひとつのお試し「SoundPaper」との組み合わせはなかなか強力でした。
これは、iPad専用のアプリで、音声の録音とテキストメモを同期してくれるというものです。

つまり、このメモをとったところを、もう一度ちゃんと聞いてみたいな。
知らない単語メモしてあるけど、これなんだったっけ?なんていってたんだっけ?というときに、非常に力を発揮する。
議事録とか取るんだったら、最強でしょうね。

実際、録音からの原稿起こしというのは、結構大変な作業です。これが、かなり楽になる。
まぁ、今回はそういう目的で録音したわけではありませんが、少し試してみたところ、非常にうまく取れているという印象です。
音声とメモデータは、USB転送には対応してませんが、メールやWi-Fiにサーバを立ち上げて、ブラウザからダウンロードできるようになっています。
後、さっき気がついたのですが、テキストだけじゃなく、図をかくレイヤーも持ってるみたいです。

さて、漸くセッションの話に入るというところですが、こちらは別の記事にしましょう。


水曜日, 7月 21, 2010

石井 裕「前陣速攻呟き卓球百連射」AXIS・jikuトークセッション 行きました

http://bit.ly/bYEPg9

さて、今回は、石井教授にもご挨拶できました。
そんでもって、我が「愛板」に、サインしていただきました。
(それ、なんてミーハー?)


さて、今度は「100m」の言葉をいただきました。
道なき道をゆく、それが本当の「競創」である。
「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」by 高村光太郎
なのですよ。

このところ来日ラッシュの石井教授ですが、
まず、7/23に日立のイベントでパネルに参加されます。(私、こちらにも伺う予定)
その後も、今年何回か来日される模様です。

9/2 CEDEC
http://cedec.cesa.or.jp/2010/program/KN/
9/8 九州のどこか
11/17 なんだっけ…

古川氏との「愛板」対談も、ぜひ実現させて欲しいですね。
楽しみにしております。
叶えば、我がiPadに「愛板」と追記していただく予定でございます。

今日は独談場でしたが、この間は建築家の隈研吾氏との対談でした。
http://blog.alglab.com/2010/06/blog-post.html

石井教授のTwitter談義に出てくる方は、故人や偉人が多い印象ですが、
時々現在活躍中の方々の名前もでてきます。

私にとっては、別の場所で名前を知り、石井教授同様に尊敬している方の名前だったり。
例えば、デザイナーとして著名な下記のような皆様。

原研哉氏
http://twitter.com/haraken_tokyo
山中俊治氏
http://twitter.com/Yam_eye
川崎和男氏
http://twitter.com/drkazuo

こういった方との対談イベントあったら、きっとまた行きます。
(って、AXIS編集長の石橋様にリクエスト。読んでもらえるあてはないけど。w)

そうですね、それからセッションで名前は出てませんが、個人的には

孫正義氏
http://twitter.com/masason

との対談も聞いてみたい気がします。
100年〜数百年後の未来についてとか…。
ソフトバンクにMITのスポンサーになってもらえると、尚よいですし。

あとは、畑は異なりますが、
このあたりの化学反応も見てみたい気もします。

糸井重里氏
http://twitter.com/itoi_shigesato

谷川俊太郎氏
http://twitter.com/shuntarot

そういえば、宮沢賢治や中原中也、高村光太郎、若山牧水を始めとして、
既になくなって久しい詩人の名前はでてくるけど、
生きている詩人の名前って、あまり出てきていない気がしますね。

あれ?そういえば、ここに上げた名前みんなツイッターやってる人ばかり…。
(Twitterのリンクは、後付けしました。)

もしかしたら、自分の中でもTwitterやってる人のほうが
やっていない(私が知らない人含む)人より、
意識に上りやすくなっているのかもしれません。

石井教授の、100連発どころか、500Pに及んでしまったというプレゼン、
時間さえ許せば、全部見たかったですね。

質疑の最後の方の質問。
「名誉欲や金銭欲と、我が道を行く、のバランスは?」
といった趣旨だったと思いますが、回答が印象深かった。
そんなものはありません。
バランスなんていったときに、お前はもう死んでいる。北斗の拳的に。
しかし、皆に無酸素でチョモランマの頂きに登れと言っているわけではない。
そんなことをしたら、死んでしまいます。
でも、そういうリスクを負ってでもやりたいという人、
犠牲を払ってもやらずにはいられない人を待っています。
この道は孤独です。本当は、そこを目指す人に道をつけるために
ここでこうして私はしゃべっているんです。
石井教授は、メッセージを発していらっしゃいました。
でも、Twitterはあります。皆聞いてくれます。w
…だそうです。^^
(なんで、こんなに軽妙にジョークをはさめるんだろうね?)

最後に、念のため、石井教授のTwitterアカウント
http://twitter.com/ishii_mit

■付録

こちらは、このセッションに関連すると思われるつぶやきをまとめたものです。
http://togetter.com/li/36678

こちらは、このセションをUstに録画したもののようです。
http://www.ustream.tv/recorded/8397668

それから、セッション中で石井教授が言及していた、主に学生に伝えたい発表資料
・電子情報通信学会誌 2009年5月号「米国 MIT の独創・協創・競創の風土」 PDF
http://www.ieice.org/jpn/books/kaishikiji/2009/2009052.pdf

ダース・ベイダーに興味がおありの方は、こちらへどうぞ
http://togetter.com/li/17184
そいえば「銀河帝国興亡史」って書くとファウンデーションの方、連想しちゃいます。

木曜日, 7月 15, 2010

VGA出力とファイル共有対応のiPhoneアプリ

iPhone4になって快適になったので、もっと使いこなしたい。
というわけで、最近探していているのだが、なかなか希少だと思われるタイプのアプリについて。

■VGA出力対応 (正確には、Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタ)
http://store.apple.com/jp/product/MC552ZM/A

対応アプリ、iPadなら結構ある。(以下のリンク参照)
http://applembp.blogspot.com/2010/06/ipad-app-dock-connector-vga-adapter.html

でも、iPhoneになると途端になくなる。
今まで、コンポジット出力とか対応していた?アプリとかでも、非対応になっていたり、iOS4になってなんか変更があったんだろうか?
http://itunes.apple.com/jp/app/pockepre/id323968884?mt=8

iPhoneでも、純正アプリなら、下記あたりは対応している。
「Youtube」
「iPad」のビデオ
「写真」のスライドショー
「Safari」でのビデオ再生 ※試してない

しかし、PDFやブラウザ画面の出力ができるものはない。

何がしたいかというと、VGA出力設備ある前提で、PDFで簡易プレゼン。
今だと、画像に吐き出しておいて、「写真」のスライドショーから出力ということになるんだけど、表示サイズも小さくて使えない。


■ファイル共有
ファイル共有といってもピンと来ないかもしれない。
iTunesで、アプリ画面の下に出てくるやつのこと。



これも、iPadに比べるとiPhone対応は少ない。
同じ製作元のアプリで、iPhone用、iPad用、それぞれ出ているようなものでも、iPhoneでは対応していなかったり、不思議。

このファイル共有の何がありがたいかというと、iTunesが入っていることが前提だが、比較的簡単にiPhoneにファイルをコピーできること。

iBook使えやという意見もあるかもしれない。
iBookは、OTAで読んだ箇所を同期もできる。
ただ、iBookの場合、iTunesにデータ突っ込んだ上で同期をするしかない。
iPhoneもiPadも、基本一台の母艦としか同期できないという制限がある。また、同期時にバックアップをしたりと、それなりに時間がかかる。

FTPサーバやWeb-DAVサーバを内蔵していて、Wi-Fi経由というアプリもあるが、面倒。

ちょっと見つけて、後で読もうとおもってダウンロードした少し重めのPDF。
母艦ではないPCでも、iTunesが入っていればデータを突っ込める、小暇なときに読む。
といった使い方がしたいわけ。
Dropboxに入れておくとかでも読めるが、3Gでわざわざ落としてくるのはどうかと思う。

ま、欲しいのは両方できるアプリというわけで、GoodReaderあたりがupdateされたら対応してないかなと期待。


※とか、書いた翌日には、GoodReader for iPhone のupdateで、VGA出力対応+USBファイル共有対応してました。

木曜日, 7月 08, 2010

iPhoneのRetinaディスプレイについて一言

iPhone4を手に入れて、一週間ばかりたった。

元々、おいらは3Gユーザーだったので、倍以上に感じられる速度と4倍になったメモリの恩恵がなにより大きい。
3GをiOS4にupdateしてしまったために、アプリが落ちたりフリーズしたりと、ストレスを溜めまくっていたからね。
また、マルチタスクもアプリ切替時に前アプリの状態を復元できることで、アプリ切り替えの心理的コストを大幅に減らしている。
画面の方向ロックも地味に嬉しい。
フロントカメラ装備や、カメラの性能アップ、ジャイロを利用したアプリも楽しみだ。
もちろんデザインも変わっているし、アンテナの問題を気にしている人も多いかもしれない。

だが、ここで取り上げたいのは、Retinaディスプレイだ。
「網膜」ディスプレイと名付けるだけあって、326ppiという今までの倍の解像度、画素数で言うと4倍である。
実は、この高精細な解像度は、iPhone4が一番でも初めてでもないという話があり、Appleのマーケティングに踊らされていると揶揄する声も聞こえる。
これは本当にそれだけの話だろうか?

おいらは、これは正統にApple=ジョブスの思想を反映しているスペックと名称だと感じた。
WYSIWYG(ウィジウィグ)という言葉がある。
「コンピュータのディスプレイで見たままに、同じサイズで印刷結果が得られる事を指していった言葉」とWikipediaにある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/WYSIWYG
Macintoshも、そしてOSXの元となったNEXTSTEPも、WYSIWYGの思想を色濃く受け継いでいる。
Macintoshでは、1ポイント=1ドット=1ピクセルという原則を打ち立てたため、72dpi(ppi)というマジックナンバーが存在した。
後に、PC用ディスプレイは大型化し、解像度も72dpiよりも細密になり、この原則は薄れていった。
現在のパソコン用のディスプレイの解像度は、100〜150ppiぐらいが主流だと思う。

そして、OSXはWYSIWYGの延長上に、解像度というものがやがて視認限界点に達し解像度の意味が決定的に変化する地点を見据えた概念を実装している。
これが、国内では2007年のLeopardTechTalkで語られた、レゾリューションインデペンデンス。(Apple自身は、2005年ぐらいから提唱し始めていたらしい。)
http://developer.apple.com/jp/events/techtalks/descriptions.html

参加してたので、よく覚えている。
http://www.alglab.com/Home/Event/LeopardTechTalks

以下、抜粋。
■レゾリューションインデペンデンス
講演の内容の中では、ほんの一部でしたが、Web屋とって非常に重要な話しもでていたので、書いておきます。
Wysiwygのようなことかな?と思っていましたが、もうちょっと切実です。
何かというと、更に高解像度のモニタが出てきた場合、例えば今の倍の解像度のモニタが現れた場合、画面の解像度が人間の視力の解像度を超えるということが考えられます。
そこで、モニタの解像度に応じてOSの表示要素(例えば、メニューの文字などの表示要素)も拡大縮小しようというのがレゾリューションインデペンデンスという考え方です。
さて、そのときウェブブラウザはどうなっているのでしょうか?
HTMLの理念からすれば、レゾリューションインデペンデンスに追従すべきです。あるいは、モードの切り替えなどで対応できるべきです。
端境期において、これがブラウザ側で解決されるのか、OSが解決するのか?よくわかりませんが、フォントサイズだけではなく、画像やレイアウトに関してもpx指定そのものが悪となる時代が遠くない将来に来ていることを実感しました。

でも、それ以来レゾリューションインデペンデンスなんて言葉は聞かないし、全然流行らなかったみたい。でも、概念はいつの間にか実体化していたというわけ。
電子書籍の問題などとも絡んで、この周辺の仕様や概念は、今後重要になってくるかもしれない。

HTMLコーダーの人は、なぜpixcelが相対単位なのか?
不思議に思ったことってありません?