水曜日, 12月 09, 2009

第1回ウェブ学会シンポジウム に参加して

12/7 月曜日、有給とって、第1回ウェブ学会シンポジウム に行ってきた。

このままほっとくと、ココにも書かないままになりそうだったが、良い具合にアンケートがきてくれて、そちらを書いているうちにある程度ネタがまとまった。

■セッション1:ウェブとコラボレーション
橋本さんは、「Diversity」と「Communication」がキーワード。
江渡さんのお話しは、「パターン、Wiki、XP」 の要約っぽい話。
Collective Intelligence と Wisdom of Clouds は、違うんじゃないかとか。

■基調講演1
国立国会図書館 館長 長尾氏の講演。

以下、感想というか思ったこと。
検索部分でGoogleではできないこと、というのは現時点のことではないか?将来にわたって考えると、やられてしまいそうな部分が結構でてきそう。
ストレージが無料に近くなる中で、捨てるという発想がなくなる可能性もありそう。Googleの書籍検索から日本が除かれている件については、「日本語が亡びるとき」ではないが非常に危惧している。自動翻訳が発達すれば、日本語で書かれたモノが世界で再発見される可能性も高まるのでは?せめて、Google への登録可否は著作者の意向で自由にさせて欲しい。
国立国会図書館の蔵書がデジタル化されて閲覧できるようになるとしたら、非常にすばらしいとおもう。一方で、それこそGoogleにやってもらってもいいんじゃないかとも。

■セッション2:ウェブと政治
各セッション、またその後のディスカッション、共に大いに盛り上がった。
やはり、今回一番面白かったのではないだろうか?
ウェブの上で、真面目に、比較的広範囲で政治が語られ始めたことは、非常に意義があると思う。PICSYのような、伝播投資貨幣についてはブログで読んだことがあったが、ここにきて、再び大きな意味を持ってきそうだ。

■基調講演2
申し訳ないが、前のが面白すぎだったので、ちょっと退屈してしまった。^^;

■セッション3:ウェブと科学  
GoogleIMEの話で、データの圧縮について語られていたところが興味深かった。最近、この手の日本語処理の話についての勉強会がPFIさんかどこかで行われていて、辞書のサイズと、熟語・固有名詞の変換精度で、一体どうやってるんだろう?みたいな話がでてたのを思い出した。豊田さんの視覚化も、個人的にとても興味深かった。OpenSource化とかできないもんだろうか?

■全体
ウェブそのものが学際的な性質を持っていて、関連分野や、研究部門が多岐に渡って存在する。今後、ウェブ学会として、どのような活動が行われていく予定なのか興味深い。
学会などと名前がつくものには初めて参加させていただいたので比較ができないのだが、多分普通の学会とは異なる雰囲気や性質のモノだったのではないだろうか?
今回のシンポジウムは、テーマの設定や講演者の選出、運営を含めて、いろいろな意味ですごくよくできていたという印象を受けた。もっと、電源が欲しかったというのは、あるけれども、安田講堂に入れたのでよかったとしよう。(初めて入った。)
それから、料金が1000円と非常に良心的で助かった。学生は500円、ビジネスマン(一般)は 3000円ぐらいでもよいかもしれない。

このようなシンポジウムは、年1回程度おこなわれてほしい。
分科会などを行っていくのであれば、活動報告などもウェブページ、Twitter、Ustなどで公開されていくとよいとおもう。

■関連リンク

プログラム
http://web-gakkai.org/table.html

ウェブ学会 ウェブコラボレーションの先端事象&Wikiとコラボレーションの過去・未来&Wikipediaと知の構造化
http://togetter.com/li/1537

長尾館長が語る、Google検索の限界とその先
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news084.html

「初音ミク出馬」も? ネットが導く「民主主義2.0」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news102.html

「第1回ウェブ学会シンポジウム〜ウェブ研究・ウェブビジネスの新たな融合〜」をダダ漏れしました
http://ketudancom.blog47.fc2.com/blog-entry-269.html

「日本の著作物、世界から無視される恐れも」 長尾館長、Googleブック検索「対象外」に懸念
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news077.html

Twitterつながりで「ウェブ学会シンポジウム」に参加してきました
http://blogs.itmedia.co.jp/nonpoli/2009/12/twitterweb-6f7f.html

ハッシュタグクラウド #webgakkai
http://kiwofusi.sakura.ne.jp/hashtag/logs/20091207webugakkai.html

まとめwiki
http://www.hyuki.com/yukiwiki/wiki.cgi?%c2%e8%b0%ec%b2%f3%a5%a6%a5%a7%a5%d6%b3%d8%b2%f1

ブログ記事など
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20091208/webgakkai
http://d.hatena.ne.jp/separate-ks/20091208/1260199902
http://d.hatena.ne.jp/yasyas/20091208/p1
http://bitforest.blogspot.com/2009/12/blog-post_07.html
http://ddlabs.blog68.fc2.com/blog-entry-7.html
http://d.hatena.ne.jp/nokuno/20091207/1260192453
http://d.hatena.ne.jp/mellow-mikan/20091207/1260163817
http://written.4403.biz/archives/2009/12/web-gakkai-01.html
http://knn.typepad.com/knn/2009/12/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%9B%9E%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0-live-webgakkai.html

火曜日, 11月 17, 2009

iPhoneアプリ版の『弾言』『決弾』を記念してのインタビュー

なかなか示唆に満ちていたよ。
ちなみに、私は『決断』の方だけ買った。
青空文庫リーダーは幾つも試してみたが、結局普通の文庫の方で読む方がいいということになり、習慣にはなっていない。
だから、余り期待していなかった。しかし、『決断』をiPhoneで実際に読んでみたら、コレが結構いけるのだ。
元々横書き向けなお話だったとか、一問一答式でその長さが、大体うまい具合に5〜10ページに収まるようになっていたとか、拡大してみなければならない細かい図がなかったとか。
内容が形式に合っていたというのもあると思うけど。

まぁ、書籍をデジタル化するメリットは色々あるとおもう。
  • 新作も、旧作も品切れ、絶版にならない
  • 場所を取らないので、本の量が場所の制限から解放される
  • 持ち歩きが楽
  • 在庫、流通に費用がかからない
  • 発売からの現金化が早い
  • 著者に印税として入ってくる割合は、今だとせいぜい10%だが、コレが半分とかになる
  • 編集者もフリーランスという形態が生まれるかも
  • 自費出版、同人誌なども気軽に出せる
  • 試し読みを気軽にできるかも
  • 断片購入とかもできる (既に、米アマゾン計画あるらしい)
  • 誤記などを適宜アップデートできる
  • 線引きとかも、共有できるんじゃない?
  • 本と本の間のハイパーリンクを貼ることができる
この中で、一番興味深かったのが、最後の「線引きの共有」と「本同士のハイパーリンク」ってお話。

この間、松岡正剛の『多読術』を読んでいて、本をノートとして使う、みたいな話が載っていた。
おいら自身は、本に書き込みを入れるのは、なんだか恐れ多いというか、貧乏性なので付箋をはってメモを書いて、ブログなり、テキストファイルなりに書いたら剥がしている。

しかし、一方で、他人がどういう線引きをするのか?ってことには、凄く興味がある。
多くの人の線引きが得られれば、その頻度を集合知的に利用できる。多くの人が線引きしている箇所を読めば、その本のエッセンスが得られるという訳だ。まぁ、ストーリーを楽しむものは、この限りではないが。
電子媒体であれば、線引き情報は別レイヤーとして持つことができるので、本そのものを汚す心配もない。
自分で一通り読んでから、線引きを読む。時間がないので、線引きの箇所だけ読むといった選択も可能になる。
本同士のハイパーリンクも簡単だ。引用部分や注釈、参考書籍の部分から、リンクを張っておけばいいし。逆に、どこに引用されているか?といった情報を埋め込むことも可能だろう。そして、それらの情報も更新可能になる。
論文の価値はどれだけ引用されたかによって決まると言うが、これは、論文に限った話ではない。膨大な書籍が全て電子化されたとすれば、どの本のどの箇所が、どの程度リンクされているかということも、いずれ数量化できるかもしれない。

さて、仕事柄、つい数量化などと書いてしまった。
画一化されたランキングだけの世界というのは便利だが、味気ない。
Googleは確かに、なくてはならないほど便利だ。誰もがそこそこ納得する検索結果を返してくれる。アマゾンの売上ランキングもわかりやすい。しかし、ロングテールの頭を助長しているようにもみえる。

おいらが本当に見たいモノは少し違ったところにある気がしている。
一般に価値あるとされたモノよりは、みなに忘れられているモノだ。
いってみれば、落ち穂拾いのようなモノだ。
 
もし、おいらの尊敬する人物が線引きをした本が売られていたら、買うと思う。
その人の視線を、見たいと思うからだ。
そういうことを、できないかとおもっている。

日曜日, 11月 15, 2009

「新釈 走れメロス 他四篇」森見 登美彦

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
森見 登美彦
祥伝社
売り上げランキング: 1761
おすすめ度の平均: 5.0
5 なぜあのときの彼女は、鵜山の映画の中にしかいないのだろう
5 これだけ成功していれば不謹慎のそしりはありえないでしょ


この間、「夜は短し歩けよ乙女」読んだばかりである。
そこに出てくる登場人物や舞台、場面が重なっている。
つまり、舞台裏のようにも楽しむこともできる。
「達磨」「象の尻」「パンツ番長」「詭弁論部」「進々堂」などなど。

後は、最初の作品に出てくる「斎藤秀太郎」という人物が
通奏低音の様に、ほとんどの作品に出没している。

しかし、漫画のノベライズとかであれば、珍しくもないが、
誰もが知っていると思われる近代の古典を
作品のタイトルに冠するとは、大胆不敵。

原作もだが、「桜の森の満開の下」がお気に入り。

「バレエ・メカニック」という作品を最近読んだせいで
登場人物や、誰の視点で書かれているか気になった。
下記に、原典の青空文庫へのリンクと、
ざっと、主要な登場人物を挙げておく。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/179_15255.html
■山月記
斎藤秀太郎
夏目孝弘 巡査
永田 理学部大学院
彼女

http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/179_15255.html
■藪の中
俺 映画サークルの後輩
斎藤秀太郎
僕 映画サークルの後輩
私 長谷川の友人
鵜山 徹 監督
長谷川 菜穂子 主演
渡邊 真一 主演

http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/624_14544.html
■走れメロス
芽野史郎 詭弁論部
芹名雄一 詭弁論部
図書館警察長官
須磨

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html
■桜の森満開の下


斎藤秀太郎

http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/676_23236.html
■百物語
森見 私
F君
斎藤秀太郎
鹿島
芽野史郎
芹名雄一
永田
深淵

月曜日, 11月 09, 2009

Twitter本3冊+Twitterについておもうこと

買った(読んだ)順に、3冊。
他にも出ているし、 これから出る本もあるが、とりあえずこのあたりで自分の考えをまとめておく。

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
コグレ マサト いしたに まさき
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 70
おすすめ度の平均: 4.0
4 情報を自分から積極的に出すこと
2 つぶやきの事例を公開
2 入門書?
3 読むなら早いうちに
5 Twitterってどう使うと嬉しい&楽しい&便利なの?が知りたい方へ

Twitterの衝撃 140文字がビジネスからメディアまで変える
枝 洋樹 林 信行 小林 弘人 津田 大介 武田 徹 高須賀 宣 岡野原 大輔 片瀬 京子 高橋 秀和 亀津 敦
日経BP社
売り上げランキング: 220

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
津田 大介
洋泉社
売り上げランキング: 16
おすすめ度の平均: 5.0
5 読みやすい、深い
5 非 twitter 時間を twitter が実りあるものにする
5 自ら使い込んだ視点から書かれた良書

その前に、短めだがざっと感想というか印象。

■ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
最初に読んだTwitter本。Twitterをビジネス利用の観点から期待する風潮が強いが、本書は「Twitterの楽しさ、楽しみ方」に焦点があたっている気がして、その点が好もしい。
リアルタイムで体験したエピソード、見逃したモノ、両方が含まれていて懐かしい気分を味わうと共に、知識の補完にも役に立った。

■Twitterの衝撃 140文字がビジネスからメディアまで変える
ごめんなさい。「Twitter社会論」を探しにいって、未だ置いてなかったのでつい買ったというのが正直なところ。
日経BPに連載された記事に+αして書籍にしたものらしい。
10名の方が、それぞれ章を担当しているので、いろいろな人の意見を見たいという向きにはよいのではないだろうか。

■Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
書名が「ウェブ進化論」を連想させる。今回紹介する3冊の中で、最も鳥瞰的にTwitter現象を論じている印象を受けた。
著者がジャーナリストなので、報道や政治へのTwitterの影響について、特に多くのページを割いて書かれている。


さて、 ここからは、わたしのTwitter体験と感じていることについて書いてみようと思う。

□Twitterの使い始め
もはや、何がキッカケで始めたのかは覚えていない。多分、ニュース記事でも読んだのだろう。そのころは、新しいネットサービスが始まると、とりあえず登録をしていたので、そのうちの一つだったと思う。
なにが面白いのかと問われても、良くわからん、としかいえなかった。友人を誘うときに、ちょっと困ってしまう、という感じ。
ただ、140文字制限とIMとBLOGの中間みたいな感覚が面白く、技術的に特に目新しいモノが無いにもかかわらず、新しいメディアができてしまったことに興奮していた。
直接の知り合い以外では、フォローしてくれた方や、こちらが一方的に知っている方とかをフォローするわけだが、その人達のやりとりの様子を含めて、ブログとは違った生っぽさを感じた。つまり、現実にはなかなか話す機会もない遠い人を、少し近く感じる効果があったのだとおもう。カンファレンスに参加するのと、ちょっと似たような感じかな?

わたしの当時のwikiにあるメモ。
http://sites.google.com/site/ytesaki/Home/Service/Twitter
このページは、最終更新が2007年の七夕になっている。このwikiはGoogleSiteに移行する前はJotSpotに置いていたので、いつ作成したページなのかの記録が残ってない。TwitterCounterによれば、Twitterのアカウント作成日は、2007年3月29日となっているので、その頃だろう。

□初めてしばらく
最初の頃は、TwitterrificというOSX用のクライアントソフトを使っていた。また、そのころはAUの携帯電話を使用していたので、ペパボのf-shinさんの作ったモバツイッターは、ありがたかった。かなり初期から存在していたイメージ。
http://f-shin.net/labs/2007/04/twitter.html
F-shinさんのブログによると、2007年04月08日 にリリースされていたらしい。
この頃、週末毎にブックオフへ妻と二人ででかけていたのだが、自由ヶ丘の喫茶店で二人して向かい合いながら、Twitterをやっていたような記憶がある。
これも、2007年4月8日だがフォロワーを、2〜300人ぐらいに増やしてみたらしい。フォロワーを増やすとTLの景色が変わる。その後、小野和俊さんのこのエントリーをキッカケに、さらにフォロワー増やしてみたようだ。

その後、TumblrやGoogleに買われたJaike、国内でも 続々と似たようなサービスが始まり、ミニブログという一つのサービスジャンルとして認識されるようになった。
http://sites.google.com/site/ytesaki/Home/Service/Miniblog

友人の中には、Twitterのオフ会に参加したり、友人を増やしたり、いきなりの飲みにいったりと、随分アクティブに使っている人もいた。私自身は、あまり飲みに行かない人なのでそういう場にはいっていない。おそらく、一方的に知っているだけの方に@レスをつけるのに、なんとなく物怖じしていたのかもしれない。正直、その友達が、ちょっとうらやましかったようだw
ただ、IT系のカンファレンスに参加したときなど、その場の興奮を伝えたくて、結構つぶやいたりしていたとおもう。ノートは持っていないので、「tsudaる」っていうほど、きちんと実況しようという意志があったわけではないが。
2007年9月頃にiPodTouchがでているので、それ以降は、iPodTouch経由でつぶやいていたようだ。IT系のカンファレンスはWiFi環境が整っていることが多い。

□iPhone購入
別の友人の一人は、例の表参道店の行列に並んだのだが、わたしは少し経ってから購入している。というのも、iPodTouchを既に購入していたからで、買い足すべきかどうか財布とにらめっこで悩んでいたというところ。
しかし、なんだかんだで、結局、 2008年8月には購入している。
実際、買ってよかったと思う。Twitterもそうだが、RSSの未読処理なども電車や喫茶店の中でできるようになったのが大きかった。
※今は、同じように3GSに嫉妬している。でも、今回は我慢、月賦終わってないし。

□生存報告
それから、今年のブレークまでは、Twitterについては、特に熱くなることもなく、冷めるわけでもなく、RSSリーダーやメールと同様に使っていた。カンファレンスに行ったときに、大量にコメント吐く以外は、時々友人のつぶやきに@レスしたり、朝会社に到着すると「おはよ」といった挨拶を投げる。まぁ、いってみれば、生存確認のようなモノである。
フォロワーの数も、カンファレンスなどのイベントで少しづつ増やしてはいたものの、700人くらいからは、それほど増えていなかったとおもう。

□2度目のブレーク
今年入ってしばらくしてから、風向きが変わってきた。
勝間女史の参加あたりからが顕著だったと思うが、急激に参加ユーザーが増え、Twitterの話題も増えてきた。直接関係はないかもしれないが、身の回りのiPhone普及率も急激に増えてきていた。

私自身は、それから少し遅れて10月の頭あたりからTwitterの使い方を変えてみている。
私は、6月末に共著で本を出しているのだが、今考えると、もうちょっと早くTwitter上でも動いていれば、本の売れ行き違ってたかな?とか、思ったりもするが、実際にその時はそれどころではなかったわけで。まぁ、済んだことを考えても仕方ない w

使い方を変えてみたというのは、つまり、今までと比べて積極的に知らない人にも@レスをつけたり、RTしてみたり、あまり更新していないこのBlogの投稿を載せたり、少しでも気になった人はフォローしたり、意図的にジャンル違いかもしれない人をフォローしてみたり、時々は今何している以外の自分の考えの断片をつぶやいたり、ということである。

□Twitterについておもうこと
さて、そのように使い方を変えて何か変わったか?さて、まだ、途上ではあるので結果というべきモノはでていない。
しかし、ま、状況を変えるのには、自分のやり方を変えるのが一番てっとり早いということは、経験上知っている。
ウザイと思われる可能性もあるがフォローされていない人にでも@レスすると、意外に反応が返ってくるのだよね。たまにフォローしてもらえたりもする。それが、今は楽しい。
今、フォローしている人1350人、フォローされている人1150人。既にTLは、見切れていないし、見切ろうとも思ってない。
それも慣れると、あまり気にならなくなってくる。できれば、このまま、5千ぐらいまで増やしてみたい。何か、変わるだろうか?

誰か、Twitterはインフラだと書いていたと思うが、使い方次第で、色々な顔を見せてくれる。
実に、おもしろい。

私は、アクセス解析関連が一応本職で、Twitterの自己紹介にもそう書いている。
しかし、今のところあまりそれっぽいことを書いていないですね。
ごめんなさい。

土曜日, 11月 07, 2009

「バレエ・メカニック」津原泰水

バレエ・メカニック (想像力の文学)
津原 泰水
早川書房
売り上げランキング: 115434
おすすめ度の平均: 5.0
5 幻想小説発サイバーパンクSF行

ハム子が、今年出た新刊の中で一番面白いといっていたので、読んでみた。
※今年読んだ一番面白い本は別にあるらしい。

最初から、「君」という人称代名詞がでてくるのだが、少々奇異な印象を受ける。「君」が指しているのは、この章の主人公にあたる天才造形家 = 木根原魁 である。

後々、こういった人称代名詞をつかっている理由もわかるが、これに引っかかりを覚えて登場人物と設定を把握するのに、少々時間がかかった。

第一章は、9年前に海でおぼれて大脳皮質が壊死し植物状態にある「君」の娘 = 理沙 の特殊な能力によって人々は幻覚の世界に取り込まれており、壊れた現実感の中で物語が進んでいく。
早くから、「5番目」というキーワードが登場してくるが、これは一章の中で解決される。一章だけで、物語が一旦完結している印象を受けた。

二章は、その3年後の物語。
今度は、理沙の主治医であった異装倒錯者の医者 = 「<彼女>」= 龍神好実を中心に物語が展開する。
娘が生きているのではないか?という妄想から逃れられない木根原と共に「<彼女>」 による探索のエピソード。
後から考えると、三章の前振りが多かった。まぁ、この章は多分一番普通に読める。

さて、第三章になると、時間軸は、40年後の未来に移る。
この未来は、電脳コイルや攻殻機動隊を連想させるような肉眼でみたモノゴトではなく、高度な拡張現実によってみえているモノが<現実>ととらえるような、感覚の転換が起こっている世界である。

三章からの世界観の断絶具合は、何かに似ている気がしたのだが、森博嗣の「四季 冬」 第四章 だった。

まぁ、幻想文学 というより SF だと思って読んでいれば、特に違和感はないかも。

水曜日, 11月 04, 2009

Twitter の Lists で、なごむ TimeLine を作ってみよう




というわけで、Twitterの Listガジェットのテスト。
ネコのアイコンを使用している人を、無作為(適当)に集めてみました。
割とあっという間に500(Listに加えられる上限)にいっちゃいましたね。
http://twitter.com/ytesaki/nuko-icon

「多読術」 松岡正剛

多読術 (ちくまプリマー新書)
松岡 正剛
筑摩書房
売り上げランキング: 6741
おすすめ度の平均: 4.0
5 なかなか興味深い
5 松岡正剛が語る、読書「道」。
3 圧倒されて、満腹状態
3 この本を2回読んだ上でレビューを書きます。
4 「本は二度読む」、「目次読書法」、「『江戸の私塾』の読書法」。聞き手もよい。

久しぶりに、本を読んでいて、武者震いをする感があった。
「あ、ココで、つながっているのか」という感慨だ。

ひとつだけ挙げておく。この本の中で「キーブック」という概念が出てくる。その、キーブックの説明の中で、 クリストファー・アレグザンダーの「セミラティス」がでてくるのだ。
アレグザンダーの名前は、IT系でも聞いたことがあるという人がいるかもしれない。アジャイル開発のXP や プログラミングでのデザイン・パターン、そしてWiki。これらの源流ともなったパタン・ランゲージを提唱した建築家である。
このあたりは、前にこのブログでも書かせてもらっている、江渡氏の「パターン、Wiki、XP」に詳しい。

松岡正剛に戻ろう。
松岡正剛の書いたモノを読むのは初めてというわけではない。かれこれ15年以上前、広島時代にウェブサイトを一緒にやっていた仲間が、松岡正剛を好きだったからだ。私も何冊かは読んでいるはずだ。
後、こちらは有名だが、千夜千冊というサイトがある。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/toc.html
理・文 またいで、有名な古典から隠れた名作まで様々な本について綴られたサイトだ。一度、千冊の区切りで終わったと思っていたが、更に続いているようである。

そして、松岡正剛プロデュースによる松丸本舗の開店である。
これが、本書を読むまでの松岡正剛との関わりであり、私の中では、ちょっとコアなあたりを好む文系識者の一人という位置づけだった。

この本を買った直接のきっかけだが、Twitterで、松丸本舗の開店についてつぶやいたところ、私の元上司で尊敬していたディレクターだった方の「(松岡正剛は)心の師匠です」というつぶやきが返ってきた。
この本のことは知っていた。平積みにもされていたし、上記の通り松岡正剛と編集工学の名前くらいは知っていたからだ。しかし、読みたい本はいくらでもあり、財布と時間は限られている。
数ある候補の内の一冊に過ぎなかったこの本を読むことができたのは、まさに「読書の3R」の一つ、レコメンデーションのおかげだといえるだろう。

さて、「多読術」は、松岡正剛の読書術について、インタビュアーとの対話として松岡正剛が答えていくという形をとっている。
この本を、いわゆる「役に立つ」本の見つけ方や、速読 や 多読 を行うための技術の書だと期待して買うと、外すとおもう。
逆に、活字中毒である私のような人間にとって、我が意を得たり、と思える本だった。

最近の私の読書傾向だが、漫画以外だと技術書とビジネス書に偏りがちと自覚はしているので、少々幅を広げ直そうと、改めて思う。

木曜日, 9月 17, 2009

YAPC ASIA 2009 の感想というかなんというか

YAPCは、1年 間を空けての参加だったが、ワタシにとって、とても刺激的だった。
象徴的だったのは、ライブドア mala 氏のプレゼン。

YAPC::Asia 2009 / Asynchronous Programming for (A)synchronous Communication

「イベント駆動プログラミング」という言葉に象徴される サーバサイドでの非同期処理についての話だった。さらに、このイベント駆動プログラミングという考え方を、ウェブに援用したものが「WebHooks」だと、とらえることができるというのだ。
Perl界隈の流行の話題がなんなのかよくわかっていなかったこともあり、AnyEvent にしても、興味深いけどなんで?ってかんじだったのだが、ここに来てようやくつながったという気がした。
また、宮川さんのRemedieの話からは、サーバアプリケーションとデスクトップアプリケーションの垣根や区別は、作り方と使い方の両面から、なくなっていくのだろうということも感じた。

これらについて YAPC が終わってから、しばらくつらつらと考えていた。

で、おもったのは、これはどれもユーザーが「より、早く、速く、ストレスなく、シームレスに」目的を遂げることを助ける為に使われる技術だ、ということ。
気がついてみれば当たり前なのだが、結構目から鱗な感じ。

「ウェブ屋」としては、その当たり前のことを、もうちょっと突き詰めて考えていきたいと思ったのだった。

日曜日, 8月 09, 2009

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則


あらかじめ言っておくと、
ここで「パターン、Wiki、XP」の内容については、ほとんど触れない。
書評ではなくて、本当に私の個人的な感慨でしかないことを、予めお断りしておく。

発行日に、わざわざ書店の倉庫から引っ張り出してもらって購入し、
さらに、著者の江渡さんにはRubyKaigi2009でサインももらったのに
未だに、感想を書けずにいた。

今日は、上記の流れも手伝って、Wikiばな vol.7に行ってきた。
おかげで、ようやく自分の中の思考がまとまってきたようにおもう。

私にとって、「パターン、Wiki、XP」の内容は、
決して期待を裏切るモノではなかった。
いや、むしろ非常に腑に落ちるお話だった、といっていいだろう。

アレグザンダーとデザインパターン、XPのつながりについては、
角谷さんがデブサミで発表したのを聞いて知った。
ジュンク堂で行われた「パターン、Wiki、XP」出版記念のイベントのUストリームも
見ていたので、Wikiも同源であることを知った。

なのに、なぜかこの本を読んで、強いヤラレタ感のようなものを感じてしまい、
それが、今まで感想を書けずにいた理由のようなのである。

もちろん、自分には江渡さんのような仕事ができるわけではない。
いつか、書いてやろうと思っていた訳でもない。

ただ、私はずっとWikiに対してこだわりを持っていた。

こだわりというのは、つまりWikiというものに魅力を感じていて
この魅力はいったい何処にあるのだろう?と
思っていたということである。

江渡さんの書かれた本は、わたしのもやもやに対する
一つの回答だった。

ただ、これは自分でもっと突っ込んで調べるべき事だったのではないか?
ヤラレタと思ったというのは、そういうことである。

出題されたパズルの答えを、ズルして見てしまったような気持ちなのかもしれない。


さて、ところで私がWikiに惹かれている部分は、コラボレーションの部分だけではない。
それは、思考ツールとしてのWikiの可能性である。

どういうことかというと、昨今大流行のMindMapは、データとしてみれば単なるTree構造だ。
しかし、実際の思考は、むしろセミラティス構造であると考えた方が自然だ。
そうだとすれば、ハイパーリンクによってネットワークを記述できる
Wikiは、思考の記述法として、MindMapよりも自然なものなのではないか?

一方、セミラティス構造は、ツリー構造に比べると非常に複雑になる。
Wikiを脳の拡張の外部記憶として扱う場合、
例えばアイデア発想法の助けとする場合、
どのような形であれば、有効だろうか?
うまい分析方法、そして視覚化の方法というのはないのだろうか?

そういう方向へのWikiの可能性について、今後考えてみたいと思う。

そして、いつか、私はそのためのwikiシステムをつくりたい。

水曜日, 7月 22, 2009

ありがとう RubyKaigi2009

日本Ruby会議2009

一つ前のエントリで、もうすぐ不惑だというのに、中二病全開な記事を書いてしまった。
が、後悔はしてない。w

とはいえ、あれだけじゃあんまりなので、
気を取り直して、自分の為のまとめでもしておこうとおもう。
でも、今回は参考になるような内容についての細かいことは書かない。
「技評さんの、すばらしいまとめ」に要約はあるし。

発表資料の多くはSlideShareに上がっているし。

公式の動画まとめは、もう少しかかりそうだけど、
ustの動画をまとめて下さった方もいるし。

RubyKaigi 2009 の 不完全ustリンク集 - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)

正直、おいらには、ちょっと難しすぎたのだよね。
内容を咀嚼しきれないモノが多々あった。年々、内容が高度化している気はする。


実際に聞いたコマ

1日目
  • Opening
  • Using Git and GitHub to Develop One Million Times Faster
  • Rubyの数
  • Ruby の標準乱数生成器とその改良案
  • Rubyで楽しむBDD,ZDD
  • 静的型付けを持ったRubyっぽい言語の設計と実装
  • Ruby VMの高速化の展望
  • Lightning Talks
  • 懇親会
2日目
  • 1/60秒でRuby -Rubyでゲームを作ったら-
  • Rubyにおける生産性を高めるための開発環境を考察する
  • 静的コード解析統合環境の試作
  • コミュニティアピール
  • 基調講演
  • Lightning Talks
  • 分散並列処理フレームワークfairyと分散オブジェクトシステムDeepConnect
  • 偉大なBigTableとぼくのおもちゃ
  • CとRubyとその間
  • オープンソース開発を始めよう~扉を開けば奇跡が起きる~
  • Ruby による楽天の大規模サービスと基盤技術 (デモあり)
3日目
  • スクリプト言語Ruby
  • ソケットライブラリの改善
  • あらためて仕事で使うRuby
  • RubyGemsの落とし穴
  • RubyならMacでしょう
  • RubyCocoa/HotCocoa(RHC) ~RubyではじめるMac OS Xデスクトップアプリケーショ開発~
  • RubyをつかったiPhoneアプリケーション開発
  • Take the Red Pill
  • 基調講演: Rubyと私、そして日本Rubyの会
  • Closing
  • RejectKaigi Part2

続く。
続きは、後で書く

火曜日, 7月 21, 2009

Rubykaigi2009 を振り返って




3日間のRubyKaigも終わり、一日休みを挟んで、今日は普通に仕事をしている。

今年のRubyKaigiは、私にとって、去年までとは違っていた。
2006から毎年参加しているのだが、自分が変わったのか?RubyKaigiが変わったのか?
祭に酔うことができなかったのだ。

昨年までのRubyKaigiは、何か楽観的な多幸感とでもいうべき雰囲気に包まれてた場だった。
周りは知らない人か、一方的に知っているだけの人ばかりだが、Rubyというドラッグに、ただ酔いしれて、それだけで幸せだった。
わくわくして、その場の空気を吸うだけで、向こう何ヶ月かのやる気を補給してもらっているような感じ?

だが、今回は、そういう気分にはなれなかった。
誤解のないように書いておくが、セッションがつまらなかったとか、そういうことでは「全く」ない。

多分、いろいろな意味で曲がり角にきているのだと思う。

Rubyが好きだと思う。
Rubyをつくっている人たちも、Rubyのコミュニティも、支えている人たちも、みんな魅力的だし、好きだと思う。
でも、それだけでは、何も変わらないし、変えられない。

角谷さんのセッションで、そして高橋さんの基調講演で
これが自分だけの問題ではないということを知った。

作る人と使う人の間には、大きな溝がある。
カンファレンスであれば、話す人と聞く人。
あちら側とこちら側。
受け取るだけの存在でいることの、コンプレックスであったり罪悪感のようなもの。

今年のRuby会議は、遅効性の毒のように効いてきている。
答は出ているようで、未だ出せないでいる。

「take the red or blue pill?」

そういったわけで、
まだ、アンケートに答えられていない。

木曜日, 7月 16, 2009

「ウェブ解析力」目次

ウェブ解析力 ROI(投資対効果)を最大化するアクセス解析の実践的ノウハウ90
村上 知紀 手崎 佳充
翔泳社
売り上げランキング: 499
おすすめ度の平均: 5.0
5 初心者にもやさしい!
5 アクセス解析ツールが活用できる本


目次、Amazonは 2000文字までらしいので、こっちに書いておきます。

序章 ウェブ解析力とは何か
001 意味のあるアクセス解析をする
002 ROI という概念を理解する
003 小さなことから始めて習慣化する
004 分析の基本的なテクニックを知る
005 人に伝える基本的なテクニックを知る

第 1 章 アクセス解析の基礎知識とツールを知る
006 ビーコン型のアクセス解析ツールとは
007 グーグルの無料ツールでアクセス解析をしてみる
008 生ログ型のアクセス解析ツールとは
009 実際に生ログを見てみる
010 パケット解析型のアクセス解析ツールとは
011 アクセス解析で使われる用語の意味を知る
012 アクセス解析では読めないことを知る
コラム あったらうれしいアクセス解析ツール

第 2 章 解析データの読み方を知る
013 新規ユーザーとリピーターとの割合を調べる
014 曜日別・時間帯別アクセス傾向からユーザのライフスタイルを想像する
015 カテゴリごとの遷移を調べて大きなユーザーの動きを把握する
016 ランディングページを最適化して、コンバージョンレートをアップする
017 離脱率の高いページを特定して問題点を調べる
018 ページをいつ離れたかを読む
019 トップページからの遷移を調べて導線が機能しているか確認する
020 カテゴリ別の PV ランキングでよく見られている箇所を大まかに把握する
021 上位入口ページの直帰率を調べて改善箇所を特定する
022 新規ユーザーとリピーターのサイト内行動の差を読む
023 404 エラーを読む
024 検索キーワードをみて SEO の効果を確認する
025 自然検索キーワードやサイト内検索キーワードから有料検索キーワードの候補を選定する
026 日別の流入推移を見て TV や新聞などの広告効果を調べる
027 効果的なメールを打つ
コラム アクセス解析って仕事になるの ?

第3章 コーポレートサイトのアクセスデータを読む
028 コーポレートサイトのアクセス解析のポイント
029 PV の推移とその要因を知る
030 トップページ以外のエントリーページを知る
031 コンテンツの利用度を見てコンテンツ構成を改善する
032 アンケートのレスポンスを見てアンケート項目や画面遷移を見直す
033 検索キーワードを括ってラベルをつける
034 ブログがどの程度読まれているかを知る
035 CPA を読んで顧客獲得コストを下げる
036 キャンペーンサイトのコストを考える
037 オフラインコンバージョンを読む
038 リニューアル時にブラウザーの種別や画面のサイズを調べてサイトの設計に反映する
039 リニューアルの成功基準を設定する
040 内容を要約して解析結果をレポートする
コラム アクセス解析が楽しくなるサイクル

第 4 章 EC サイトのアクセスデータを読む
041 EC サイトアクセス解析のポイント
042 EC サイトの KPI
043 リファラータイプの比率を調べて流入施策を最適化する
044 最大の入口、トップページを効率よく活用する
045 リピーター比率を適正に保ちながら売上を伸ばす
046 売上 UP につながるキーワードを洗い出して、専用のランディングページを用意する
047 メルマガをテストして、より読んでもらえるメルマガにする
048 サイト来訪から購入までの流れのボトルネックを見つける
049 商品詳細画面を改善してカート投入率をアップする
050 フォームエラーを調べて情報入力フォームを改善する
051 購入商品を決めずに来ているユーザーに商品を提示する
052 特集ページの効果を比較して今後の特集に生かす
053 カート投入率から隠れた人気商品を発掘する
054 0 件ヒットキーワードを抽出して機会損失を減らす
055 商品の発見方法を調べて、商品のカテゴリ配置を最適化する
056 ついで買いを促して顧客単価をアップする
057 顧客の LTV を想定して集客計画をたてる
058 サイト内検索キーワードで、商品の旬を読む
コラム アクセス解析のこれから

第 5 章 サービスサイトのアクセスデータを読む
059 サービスサイトのアクセス解析のポイント
060 AJAX の動きをとらえる
061 行動シナリオと実際のルートのギャップを知る
062 ソーシャルメディアの活性度を図る
063 優良な顧客を発見する
064 仮登録から本登録までのフローを改善する
065 検討に時間のかかるサイトのコンバージョンを読む
066 レコメンドがどこまで機能しているのかを読む
067 検索結果の件数を知って検索ロジックを見直す
068 グーグルトレンドで流行のキーワードを見つける
069 競合のトラフィックを読んで成功の要因を取り入れる
070 ユーザーの趣味・趣向・行動を読んでクライアントにフィードバックする
071 メディア連携の効果を検証する
072 拡張されたサービスへのアクセスを読む

第 6 章 携帯サイトのアクセスデータを読む
073 携帯サイトのアクセス解析のポイント
074 クリックを読んで、要素の順番を変える
075 広告枠の位置を決める
076 機種を読んで、提供サービス・機能を判断する
077 パラメーターをつけて流入元からのアクセスを把握する
078 勝手サイトからの流入割合を見る
079 利用時間帯をピンポイントで押さえてメールを送る
080 サイトへの入会・退会タイミングを見る
081 検索のクローラーを特定してその動きを知る
082 携帯サイト用にビーコン型の解析ツールを使う

第 7 章 解析データの伝え方を工夫する
083 パーセント表示を目でわかりやすい人数表示で見る
084 近似曲線でトレンドの傾向をつかむ
085 指数を使って傾向をある時点からの変化を捉える
086 ページのクリック率を構成割合図で見る
087 違いや変化をわかりやすく表現する
088 コンバージョンを表現する
089 変化の見えない場合にデータを読む
090 適切なフォーマットでレポートする
コラム 4W1H を使った分析とレポート

火曜日, 7月 14, 2009

「ウェブ解析力」その後

ウェブ解析力 ROI(投資対効果)を最大化するアクセス解析の実践的ノウハウ90
村上 知紀 手崎 佳充
翔泳社
売り上げランキング: 499
おすすめ度の平均: 5.0
5 初心者にもやさしい!
5 アクセス解析ツールが活用できる本

翔泳社さんからは連絡ないので、通常の書店の方が不明ですけど、
Amazonの「本 > コンピュータ・インターネット」のランキングでは、
発売直後かなり高いところまであがって、その後落ちて、
またじりじりと上げている感じ。
今のところ、ランキングひと桁と二桁の間を漂っています。
初めての書籍なので、これがいいのか悪いのかもよくわからんのですが、
Amazonの書評やブログでもレビューを書いていただけていて、結構うれしかったりします。



ざっと、GoogleのBlogSearchで見た範囲ですが。

#関係ないけど、Bloggerのデフォルトのリストは、日本語読みにくいなぁ。
後で、ちょっと行間とフォントサイズ調整しておこう。

金曜日, 6月 12, 2009

まつもとゆきひろ コードの世界

まつもとゆきひろ コードの世界‾スーパー・プログラマになる14の思考法
まつもとゆきひろ
日経BP出版センター
売り上げランキング: 192

この本、出ることをしらなくって、手に入れたのがたまたま5/25。
5/25が発行日になってるけど、どっかのblogで読んで知ったので、その前に既に店頭に並んでたのかは知らない。
多分、404 Blog Not Found だったような気がする

丁度、この本の前に「Rubyによるデザイン・パターン」を読んでいたので、個人的にはタイムリーだった。

表紙や帯に著者の近影をドカンと入れるのは、はやりなのかね。「勝間本」以来特にその傾向が顕著のように思う。しかし、直接にしろ間接にしろMatzを知っている人は苦笑いしているところだろう。(不本意だったろうなと、気の毒に思いながら…)
ちなみに、ウチの妻は、どうせなら『まつもとゆきひろの「華麗なる」コードの世界』にしておけばいいのにと、のたまっておりました。w

ちょっと読み進めたあたりで、Matzブログに増刷のお知らせが出ていた。
間違い見つけたら直せるらしいので指摘してくれとのこと。
増刷タイミングには間に合わないけど、あら探ししながら読んだ。
読んでいて、なんか「??」という感じを受けるところを読み返してみると、重複や間違いが見つかったりする事が多いみたいだ。
しかし、そのために読了まで、いつもの3倍くらい時間がかかった。
けど、楽しめたのでいいや。

以下、気になったところ。
他の方も指摘しているところとかぶるかも知らんけど勘弁。
P28 16行目 「を使うことスタックを…」 > 「を使うことでスタックを…」

P53 *2 の注釈(図5の横) ここだけ次々ページに注釈の内容がある

P86 真ん中あたり 「Ruby1.8では大方の予想に反し,…」これとほぼ同内容が、5行下にも「ちなみに現在1.8では文字列のeachメソッドは,大方の予想に反し,…」 と繰り返されている

P93 ページ最下部のコード内 a.zip > a.zip b

P111 図2 のコード
   dog = object clone > dog = object.clone
   myDog := dog.clone > myDog = dog.clone

p212 下から二つ目のコード "a,b:c".split (/[,:]) > "a,b:c".split (/[,:]/)

P214 誤植じゃないけど 2個目のコードの下、『「""」でくくった〜「''」でくくることを…』
ダブルクォートとシングルクォートだってのはわかるけど、書体の関係で区別がつきにくいかも。

この本は「日経Linux」の連載が元になっていて、連載の内容はITProでも読める。
雑誌の方は購読していなかったけど、こっちは通勤電車の中でiPhoneで読んだ記憶がある。

さてと、おいらが技術書を読む理由は、2つあって
  • 仕事で使うから・使うかも知れないと思って読む
  • 知識や示唆を得ることが楽しいから読む
両方の場合もあるが、おいらにとっては、この本は圧倒的に後者の比重が高い。

ところで、この本をTeamLabの読書会でも紹介させてもらったが、ちっともうまくしゃべれなかった。
訓練が足りないというのもあったが(というか、人前でしゃべるのは苦手だ。)
多分、理解が不十分で、まだ、自分の中でうまく言語化できていないのだ。

頭の中の霞を手探りして、とりあえず引っかかったモノを思いつきでしゃべってるという感じで、非常に散漫な発表になってしまった。
多分、この本のおもしろさを非プログラマに伝えるのは至難だとおもうが、私の話ではプログラマさえ伝わらなかっただろうなと思う。
反省。


火曜日, 6月 09, 2009

「ウェブ解析力」出版されます

ウェブ解析力 ROI(投資対効果)を最大化するアクセス解析の実践的ノウハウ90
村上 知紀 手崎 佳充
翔泳社
売り上げランキング: 1557
おすすめ度の平均: 5.0
5 初心者にもやさしい!
5 アクセス解析ツールが活用できる本


ということで、ようやく近日中に出版の運びとなりました。
執筆中、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

といっても、多分、ここ読んでないと思うけど。

木曜日, 4月 02, 2009

iPhone3G既存ユーザーの定額プラン

iPhoneの新規獲得キャンペーン「iPhone for everybody」だが、ソフトバンクのトップの切り替えバナーに4/1〜5/31の間に既存ユーザーの方も申し込めますとある。

http://mb.softbank.jp/mb/iphone/everybody/

これについては、最初にこのキャンペーンのニュースを見た時にも書かれていたと思うのだが、キャンペーンページそのものには、記載がないようだ。

私のような既存のユーザーにとって特に気になるのが、月額パケット定額料が 5,980円 から 4,410円 へと1,500円以上 下がっていることだろう。
しかし、my Softbank のメニューからは、パケット定額の申し込みを変更することはできない。

ソフトバンクのサポートに問い合わせてみたところ、ちゃんとマニュアルが回ってなかったらしく、最初は要領を得ない回答だった。
後で折り返しがきて、ソフトバンクのショップでの取り扱いとなるとのことだった。

ついでに気になる点も確認
  • 翌月(次回料金〆日以降)の料金からの適用となる
  • iPhoneの契約自体、元々2年間しばりがついているが、この期間は元のママ、オプションの変更扱いとなる
とのことだった。
この話の通りだとすると、手続きしなければ損ということになる。

日割りではないので、急いで契約する理由もなくなったわけだが、今週末は無理なので、来週にでもショップに行って確認して、間違いがなければ契約変更してこようと思う。
  • 本人確認書類
  • 印鑑
後、手続きにはが上記が必要とのことだ。

090403_21_30 追記
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0904/01/news077.html
こちらに、きちんとした説明が載りました。ニュースですが。

日曜日, 3月 29, 2009

「カネ」のお話

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (よりみちパン!セ)
西原理恵子
理論社
売り上げランキング: 30
おすすめ度の平均: 4.5
5 生きる力をもらいました
5 なぜ「カネ」が大事なのか
4 意外な本だった。
5 意外とガツっとくる。仕事にも子育てにも。
4 リアリスト


友人が貸してくれたので、読んだ。
元々機会があったら読みたいと思っていたので、ありがたい。

著者は、私より5つばかり年上である。世代的に、あまり変わらないといっていいとおもう。
しかし、この本を読んで、自分が「貧乏」というものを本当のところ体験していないのだとよくわかった。
実際のところ、同級生とか、ごくごく近くにあったかも知れない話なのだ。
もしかしたら、そういうことに気がつきながらも、見ないで済ませてきたのかもしれない。

カネの話が絡むと、人は簡単に醜くなれる。
差別意識が生まれる場所のひとつでもある。
だからなのか、日本って学校ではお金の教育をしないんだよねぇ。

サイバラなら「ベーシック・インカム」については、どう考えるんだろうなって、ちと思った。

なんにせよ、読んでおくべき一冊だとおもう。

OGame やめました

OGameというブラウザゲームがある。
http://ogame.jp/

戦略級のネットワーク対戦シミュレーションといっていいのかな?

しばらく前から、多分半年以上はやってたとおもうのだけど
他のところに攻め込むまで行かないうちにトップレベルのところに
攻撃されてぼろぼろにされてしまうのと
割と時間的に馬鹿にならないのでやめた。

http://www.travian.jp/
ところがだ、友達が Travian という、まぁ似たようなタイプの
ブラウザゲームに招待してくれた。
「シヴィライゼーション」みたいに町育てて戦争するみたいなゲーム。

なんか、Ogameとかわんないなぁと思いつつも、
ついついやってしまっている。

初心者保護期間が終わったとたんに、隣から大挙して攻められておる。w

Ogameと違うのは、独力では復活不能というのが起こることかも。
生産量がマイナスになるレベルまで農地を破壊されると、建物が建てられなくなってジ・エンド。えさ場にされてしまう。

土曜日, 3月 07, 2009

Gmailのアップデートで Folders4Gmail がおかしくなった

Gmailは、MailPlaneという通常のブラウザとは別のアプリで立ち上げている。
ちなみに、OSX用のシェアウェア。
http://mailplaneapp.com/

内部的にはWebKitを使っているので、Safariで使うのとそう代わりはない。
ただ、複数メールアドレス。例えば、通常のGmailアカウントと
Google Apps のメールアドレスを両方使いたいといった場合に便利。

Safariでは、 GreaseKit というPluginを入れることでGreaseMonkeyを動かすことができる。
http://8-p.info/greasekit/

SIMBLというのが必要になるので、これも入れておく。
そうすると、SafariやMailPlaneでもFirefoxのGreaseMonkeyScriptが動かせるというわけ。

さて、これを利用して、Folder4GmailというGMスクリプトを利用している。
http://arend-von-reinersdorff.com/folders4gmail/


どういうモノかというと、ラベルに「AAA/BBB」といった名前の付け方をしておくと、「AAA」の下に「BBB」というフォルダがあるかのように、ラベルをまとめて親ラベルを開いたり閉じたりといったことができるようになる。
ラベルを大量に使用している人には、便利なはず。
私の場合は、主に仕事関係のプロジェクト毎、メルマガなどをまとめるのに使っている。

ところが、この間気がついたらいつの間にかこのFolderが全部開かれた状態で、ラベルが数百個並ぶという悲惨なことになっていた。(主にメルマガを発行元毎にわけているので、そのためなのだが)

GreaseMonkeyは、JavaScriptでDOM操作を行うので、元のHTMLの構造が変化すると使用できなくなる。
先日までは、GreaseSpotの方は更新されていなかったが、こちらでもダウンロードできるようになったようだ。

http://userscripts.org/scripts/show/8810

木曜日, 3月 05, 2009

歯医者で歯を治してもらったのだが…

先日、しばらく通っていた歯医者の治療が終わった。
前に他の歯医者で詰めてもらった金属がとれたので、
そこを何とかしてもらいにいったのだが
ここも虫歯、あそこも虫歯というわけで、
しばらく通っていたわけだ。

前歯とか犬歯とかも治療されたのだが、
光CRとかいう、レジンで成形をする。

http://hoikukyu.com/4/13/000690.html

で、これがどうも冷たいモノがやたらとしみたり
強く噛むと痛かったり、指で押しても若干痛みがあったりする。

歯医者さんによれば、しばらくは歯が浮いたような状態に
なるのだが、1ヶ月ぐらいすれば治まるらしい。
しかし、最初に治療してもらったところは
既に1ヶ月ぐらい経っている気がするのだよな。

まぁ、3ヶ月後ぐらいに歯石取りのメンテナンスに
いくつもりではあるので、そのときに未だ痛かったら
もう一度相談でもしてみようと思っている。

日曜日, 2月 15, 2009

JotSpot (Google) にちょっと言っておきたい

http://ytesaki.jot.com/
っていうサイトがあった。

JotSpotがGoogleに買われた。で、随分時が経った。
で、去年末かな、GoogleSitesに移行が発表されて…
移行ツールもGoogleが用意してくれた。
移行した。

そこまではよいよ。

でもねぇ。元のサイトに来てくれた人を、今のサイトに誘導する手段がないのだな。
リダイレクトしてくれるわけでもなし、リンクを張ってくれるでもなし。
PageRankは底になるし、検索してくる人はめちゃくちゃ減ったし。

もうちょっと、何とかしてくれてもいいんじゃないかなぁ。
ちょっと、愚痴ってみた。

金曜日, 2月 13, 2009

デブサミ2009 2日目

デブサミ2日目である。
ちょっと疲れたので、いちエントリにまとめてしまうつもり。
多分、その分長くなると思うが勘弁。

[DS(Web)]
【13-A-1】
これからのWebテクノロジーを予測する
10:00~10:50
秋元裕樹 氏

サイボウズラボの秋元氏。ウェブ上で顔出ししていないらしく、仮面をかぶっての怪しい出で立ちで登場。w
今は週3日契約で半分サラリーマン、半分起業家みたいなことをしているらしい。

http://akimoto.jp/presentation/ (本家のリンクのドットが抜けていたので、直リンしておく)

RSSって、意外とこなかったよね。みたいな話から、Web2.0、OpenID、クラウド、OpenSocial、OAuth、CGM/UGC、ブラウザ、RIA みたいなキーワードを軸にウェブの未来を予想する、というお題。

秋元氏も言っていたが、確かに20年前のMS全盛のころは、インターネットがここまでくるとは想像してなかったし、Yahooが全盛の頃はYahooを超えるもんが出てくるってそ想像できなかった。
今は、Googleがそのポジションにいるわけだけど、でもやっぱり必ず栄枯盛衰は起こるはずというのが大きなところのお話で。
そいうイノベーションを起こした企業たちというのも、初めは海のものとも山のものともしれなかったわけで、でも、なんかやったから今がある。

ま、目的はそこにあるとは限らないけど、エンジニアとしては、まず、なんかやってみようや。というお話だと理解した。


[アーキテクチャ]
【13-B-2】
パネルディスカッション: クラウド時代のプログラミングスタイル
11:10~11:55

米持幸寿 氏/ 萩原正義 氏/ 及川喜之 氏 /松尾貴史 氏

IBM/MS/セールスフォース/Google(サイオステクノロジー)
って、まぁ、4者4様のクラウドの担い手みたいな企業の方のディスカッション。

B2BとB2Cのクラウド利用のあり方の違い、ビジネスモデルの違いみたいなのは、あ、そういえばそうだねって思った。というか、クラウドって、おいらにとっては AmazonEC2/S3 GoogleAppsEngine やGoogleのバックグラウンドインフラのイメージが強いのでね。
エンタープライズとクラウドの関わりって、いまいちピンときてなかったんだよね。

ま、昨日のようなアーキテクト寄りの話だと機能によってデータ構造を変えていくみたいな、設計思想や開発手法のパラダイムシフト的話が出てたけど、今日の話を聞くとまた印象が違って、そういった部分さえも隠蔽して、とにかく安く簡単にアプリが作れて使えるというところにフォーカスがあたっていくようにも思える。

いずれにしても、今あるものの全取っ替えというよりは、部分的な置き換えや隙間埋めから進んでいきそうな感じ。特に日本の場合、ドラスティックに置き換えてく方向には進まないと思う。大企業は保守的な気質が強いし。

クラウドという言葉は去年から今年にかけてのバズワードに違いないとおもうけど、実際にリードしている企業間でもとらえ方や、定義が異なっているというのは非常におもしろい。


[アーキテクチャ]
【13-B-3】
企業システムをマッシュアップ型に変えるには
13:10~14:00
米持幸寿 氏

IBM自身、自社内システムはかなりクラウド化されている様子。
レガシーなシステムに追加する形で、企業内外のデータをマッシュアップして取り扱うための
インフラというか、ソリューションの紹介だった。
多様で雑多で即時性を求められるアプリの開発+使用を、限りなくエンドユーザーに近いところでやっていこうというようなもの。
企業内Mashupのススメみたいな?
IBM用語だとおもうが、そいうのを「シチュエーショナル・アプリケーション」っていうんだそうだ。

ま、AJAXっぽいブラウザインタフェース上で、アプリとかができちゃうとか、IDEみたいなものができちゃうってのは、まぁ、もうスゴイとか思わない。
けれど、これらが実用に供されているというのはすごいなって思ったよ。2008年はデブサミに参加できなかったので、一年とばして2007年のデブサミが前回の参加だったわけだが、その頃ほんわか語られていたことが、既に実用ベースで行われているという印象。

[DS(Test)]
【13-E-4】
「レガシーコード」とはいったい!? ~あなたも書いてるかかもしれないレガシーコード~
14:20~15:05
レガシーコード本読書会有志 氏

ディノの人って、おいら昔挨拶したよな、そいえば。
ちょっと懐かしく思ったり。いや、覚えてないと思うけど。w

Q「レガシーコードとは?」
A「テストの書かれていないコードのこと」

デブセン(川柳)が面白かったけど、そんだけじゃないね。

Working Effectively With Legacy Code
Michael C. Feathers
Prentice Hall
売り上げランキング: 10808
おすすめ度の平均: 5.0
5 設計が悪いシステムの保守でお悩みの方へ


どうやら、この本の和訳も出るみたいだし。出たら買ってみようと思う。


[DS(Web)]
【13-A-5】
CodeZineスペシャルセッション モダンPerlプログラミング
15:25~16:15
牧大輔 氏

本、買いました。
で、サインももらってきました。

モダンPerl入門 (CodeZine BOOKS)
牧 大輔
翔泳社
売り上げランキング: 334

割と、テストのお話が主だった。
そういう意味では、前に聞いたレガシーコードのセッションにもつながっている。

プログラマや開発者というよりは、マネージャーや経営者、あるいは業界の改善みたいな方向に目がむいているのが、牧さんの特異なところだと思う。

Seleniumのデモはみてみたかった。

今回はUnitテストの話が主体だったが、ウェブ開発でやっかいなのは、ブラウザなどユーザ環境を含めた結合テストだと思っている。
ブラウザの標準化は進んでいるとはいえ、まだまだ面倒でやっかいな部分だ。

VMで環境をそろえて、Seleniumで自動テストやりたいって思うけど、思うだけでできていない。目下、何とかしたいと思っているところだ。


[DS(DB)]
【13-D-6】
モバイルクラウドコンピューティング−データを如何に格納し、組み合わせ、情報として引き出すか
16:35~17:20
舟木将彦 氏

ごめん。ひたすら眠かった。
「アイエニウェア」の宣伝はかまわないんだけど、位置情報や履歴情報、そういったデータをどういう風に使うと、より効果的なレコメンドになるかっていう、重み付けとか、優先順位とか、実際のところが知りたいのだよな。
こういうことができそうだ、できるかもしれない、という話は、正直もういいやって思っている。
結果、ホントに納得感のある順位付けができていれば使ってみたい。


[DS(Geek)]
【13-A-7】
Webセキュリティ攻守攻防パネルディスカッション 「Webアプリケーション/Ajaxセキュリティ徹底バトル」
17:40〜19:10

竹迫良範 氏/ 徳丸浩 氏/ はせがわようすけ 氏/ はまちちゃん 氏/ 大垣靖男 氏

期待値高かったので、その分ちょっと評価からめかも。
セキュリティについての10個のお題について竹迫さんの司会で話は進む。
役に立つ話で、コアな話だとはおもったのだけど、
はまちちゃんのしゃべる量少なすぎ。
うん。多分それが不満だった理由だ。w


さて、昼間は昨日と同じ喫茶店で、サンドイッチのセットにした。

後、モダンPerl以外にも、本を二冊買ったので、それも貼っておく。

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
Steve Souders スティーブ サウダーズ
オライリージャパン
売り上げランキング: 11529
おすすめ度の平均: 4.5
4 フロントエンド方面の最適化手法がわかる本
5 目からウロコでした。
5 これからのフロントエンド・エンジニアリングの重要性
4 簡単なWebサイトの高速化
4 クライアントの表示速度を上がります


以前から、気にはなっていたのだけどほっていた。
ただ、仕事で関わっているというか自社のECサイトの表示が余りに遅くていらつく。
これ、何とかしようというのが、来期の自分の仕事外での目標だったりするので、フロントエンジニアとして読んでおこうと思ったもの。
半分ぐらい読んだが、まさにこれって感じの内容だとおもう。


プライムナンバーズ -魅惑的で楽しい素数の事典
David Wells
オライリージャパン
売り上げランキング: 179397
おすすめ度の平均: 2.5
1 寝る前に
4 マニア/専門家向けの楽しいカタログ


これは、まったくもって趣味だな。
楽しみのために読む。


#wikiにも、まとめておいた。
http://sites.google.com/site/ytesaki/Home/Event/developerssummit2009